裂肛の治療法としては、軽度の「肛門狭さく」の場合に適用されます。
裂肛の場合、肛門が狭くなっていることがあります。傷があさいうちは、塗り薬や生活習慣の改善などにより治癒させることも可能でしょう。
しかし排便する毎に肛門が切れたり、治ったりをくりかえしていると、傷口が潰瘍化してきます。そうなると肛門自体が狭くなる「肛門狭さく」の状態になります。こうなるともう、外科的治療により肛門を広げることが求めれれます。
従来は、軽度の「肛門狭さく」においては、肛門括約筋を指で広げていましたが、最近では内括約筋を部分的に切開する方法(側方内括約筋切開法(LSIS法) )が主に行われています。
この方法は再発率が少ないというメリットがあります。ただし、括約筋の拡張の加減が難しいといおう欠点もあり、広げすぎると肛門の閉まりがわるくなり、拡張が不十分だと再発します。医師の技量も重要です。
LSIS法ではまず肛門周辺の皮膚である肛門上皮に局所麻酔剤を注射し、皮膚を浮かせ、肛門上皮と内括約筋の間に隙間をつくります。
この隙間より内括約筋に少しメスを入れます。そして切開した部分を指で広げます。手術時間は麻酔も含め10~20分ですが、手術後の出血を防ぐ意味で安静にすることが大切です。
なかには日帰りの病院もあるようですが、慎重にしたほうがいいでしょう。
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