痔ろうは下痢や軟便が原因で引き起こされる

投稿者: | 2009-06-26

肛門と直腸の境目にある肛門陰窩(こうもんいんか)というくぼみに炎症がおこるのを痔ろうといいます。痔ろうは「痔核」「切れ痔」ほど一般には知られてはいませんが、激しい痛みを伴う怖い疾患です。肛門陰窩(いんか)という穴に細菌が侵入すると、肛門腺の炎症を引き起こします。するとこの部位に膿(うみ)がたまるようになります。(これを肛門周囲膿瘍「のうよう」とよびます)。
痔ろうは激しい下痢や軟便によって起こりやすい疾患です。下痢の時の柔らかい水のような便が肛門陰窩(こうもんいんか)にたまりやすく痔ろうをひきおこします。この膿がたまった状態を放置すると、炎症が進み化膿するとたまった膿が外へ排出され、膿の管(ろう管)が形成されてきます。
痔ろう ろう管
この管を通じて膿が外に出てきます。そうなると肛門のまわりはベタついて何度も下着を着替える必要もでてきます。激しい痛みを伴う疾患で、病院に駆け込んでくるケースも少なくありません。
また、直腸の奥の方に膿がたまったケースですと、初めは痛みが少ないので気がつくのが遅れて、複雑化する場合もあります。こうなるとかなり危険といえます。膿がたまっている場合は肛門周辺が腫れてきます。痔ろうは誰でも急に症状がでてくるケースがありますので注意が必要です。
また痔ろうを放置していると、何本の孔ができて複雑化し、手術が難しくなります。その状態が長く続くと将来がん化することもあるため、早期の治療が肝要です。
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