半導体レーザー療法とは

投稿者: | 2009-01-13

軽度~中度の内痔核に適用される治療法です。
この方法では内痔核が完全に除去されるというより、Ⅲ度以上の重症の内痔核が、Ⅰ度レベルに大幅に改善すると理解ください。普段の生活も全く問題無いようになります。
半導体レーザー療法では、ICG(インドシアニングリーン)という無害の色素を痔核内部に注入します。元々無害な色素(暗緑色の色素)で、注入したところにレーザー光線を照射して凝固させます。
ICGにはレーザー光線を強く吸収する性質があります。切除する内痔核に注入したあとに、半導体レーザーで内痔核を照射すると、ICGが注入された内痔核はレーザー光線を強く吸収して凝固します。
一方、内痔核より奥にあるICGが注入されてない組織は余計なをレーザーで傷つける事もありません。この方法のメリットは、手術後の出血や痛みがありませんので、従来の結さつ切除術に比較して、患者さんの負担もあまりありません。
結さつ切除術のように手術によって痛みを感じるのは表皮部分に傷が付くためです。
肛門の表皮部分は大変デリケートで、ここが傷付くと非常に痛みます。肛門の直腸部は痛みを感じません。
このようにレーザー療法では基本的に表皮部分を傷つけませんので、痛みがでないのです。
ただし新しい治療法ですので、設備のある医療機関が少ないというデメリットがあります。
また入院日数も、わずか2、3日程度に非常に短くなります。
治療時には、肛門周辺の緊張を解くために下半身麻酔をします。術後の痛みも、ほとんど気にならない程度でしょう。痛みがないのは、注射する箇所はもともと痛さを感じる神経が通っていないからです。
デメリットとしては患部を直接除去するものではないので、痔核が完全になくならないということです。
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